東北物産の消防設備図面審査支援システムは、建築物の消防用設備図面に対してスプリンクラーの設置数などが消防法などに適合しているかを審査する時に利用する専用ソフトウエアです。
Windows ベースの PC にインストールし利用するインストールベースのアプリケーションとなります。
紙の図面やCADデータをPDF化したものに対し、様々な縮尺のPDF図面を、図面内の距離や面積の測定を可能にし、図面内にコメントを記載する機能によって、図面チェックをスムーズに行うことが可能です。
審査のために計測や作図したデータは電子データとしてPDFや独自のデータ様式に書き出しも可能。再度PDF化したものは紙に印刷もでき、様々な運用していただけます。
使用可能な機能
PDF図面の取り込み
図面上にコメントやマーカーでの描画が可能
面積測定が可能
歩行距離の測定が可能
図面の重ね合わせが可能
※画像は平面図に梁伏図を重ねた状態
搭載機能一覧
機能 | 概要 |
PDF 入力 | ⚫ CAD から出力されたベクターPDF とラスターPDF の両方をサポート ⚫ 読込み時に縮尺補正・回転補正を指定することが可能で縮尺1/1 で読込 |
独自形式保存 | ⚫ PDF 図面に対して追記された各種オブジェクトを編集可能な状態として1つのファイルに保存(拡張子:FDE) |
PDF 出力 | ⚫ 作成された審査済み図面をタブレットで閲覧したり、印刷する為に PDF データに保存 ⚫ 設定により、図面の保存(上書き・名前を付けて保存)時に自動的に PDF データを作成 |
PDF 再入力 (設計変更対応) | ⚫ 再審査用に既存図面に対して審査対象図面を再読込みし、既に追記作図された各 種オブジェクト(コメント等)と重ねて表示する機能 (元の図面データは削除) |
複数図面の重 ね合わせ | ⚫ 複数図面を異なるレイヤで重ねて表示する機能 →設備審査(感知器)における平面図と梁伏図の重ね表示など ※図面同士の位置合わせはマニュアル実施想定 |
マーキング機能 | ⚫ 図面上に蛍光ペンのように色付する機能 ⚫ ラスターデータでも対応できるように形状に沿って正確に塗りつぶすような機能ではなくフリーハンド(直線のみ、曲線は対応せず) ⚫ 色の指定、透過度の指定が可能(設定値は、5つ程度記憶し切替可能) ⚫ 矩形指定(対角点)、円指定のような領域指定の作図方法が可能 ⚫ 紙に蛍光ペンを引くように作図可能、線分コマンドのような操作性で基本横線か縦 線になると思われるので水平・垂直補正が利き、線の太さを指定可能 ⚫ 線の太さを細くすることで直線描画を可能とする →設備審査(感知器)における梁伏図上の線描画など →マニュアル描画になるが、注記線なども描画可能 |
距離の計測 | ⚫ 2点指定で距離計測をし、計測した距離を計測線と併せて作図 ⚫ 複数点指定(ポリライン)で合計距離を計測し計測線を作図 ⚫ 計測値の少数点桁数と丸め桁の設定が可能 ⚫ 線の色、太さの指定が可能 ⚫ コメントオブジェクト内の文字に計測距離を反映することが可能 |
面積の計測 | ⚫ 矩形指定で面積計測し、計測した面積を領域線と併せて作図 ⚫ ポリライン指定(多点認識)での面積計算が可能 ⚫ 面積計測領域の塗りつぶしが可能 ⚫ コメント作図との連携は距離計測と同じ |
円の作図 | ⚫ 設備のカバーエリアを示す円を作図 ⚫ 決まった半径値を元に作図するので事前に半径値を登録しておき、値を選択してか ら中心点を指定して作図するオペレーションとする。 ⚫ 円の領域の塗りつぶし色・透過率を設定可能 ⚫ 領域線の色・太さを設定可能 |
円オブジェクト 色付け | ⚫ 読み込み図面において円オブジェクトが描画されたレイヤ(円オブジェクト)をコピー し、塗り潰しを行うことで、円の重なりから漏れる範囲の特定をサポートする機能 |
円弧の作図 | ⚫ 設備のカバーエリアを示す円弧を作図 |
コメント | ⚫ 任意の文字列を記入可能なテキストボックスを作図 ⚫ テキストボックスの領域色、枠線色、枠線幅を指定可能 ⚫ コメント記入時に事前に計測した距離・面積オブジェクトを選択することでその値を文字列として取り込み可能 ⚫ 審査作業を支援する機能として面積・体積などの計測値及び計算値とあらかじめ設 定された機器リストなどより固有の値から計算された結果を表示及びコメントとして 記載することが可能 |
選択編集機能 | ⚫ 作図したオブジェクトの移動、削除、編集が可能 ⚫ 形状だけでなく表示属性なども変更可能 |
その他 | ⚫ アンドール製品に搭載しているライセンス機構によるライセンス機能の搭載 アクティベーション方式・ドングル方式・ノードロック方式 |